数々の映画、MV、番組等を制作するクリエイター集団、ドローイングアンドマニュアルが手掛けた、サンボマスターMV『ヒューマニティ!』が公開
サンボマスター史上、初のフルアニメーションMVをドローイングアンドマニュアルが担当|アートディレクター鈴木友唯が手がけたサンボマスター『ヒューマニティ!』のフル動画2021年7月7日(水)より公開
TBS系『ラヴィット!』テーマソングの『ヒューマニティ! 』は、サンボマスター史上初となる、フルアニメーションMVです。本MVを手掛けたのが、当社のアートディレクター鈴木友唯。パンジーが主人公となってその人生を描いていく全編アニメーションに仕上げました。すべての命を肯定し、未来の世界へと背中を押してくれるような楽曲の力強さ、温かさに共鳴して制作されており、映像全編を観ることによって1つの人生を追体験できるような作品です。
https://youtu.be/SJKwDb3JWJM
ドローイングアンドマニュアルが本MVを手がけることとなった背景
当社は2017年にサンボマスター『オレたちのすすむ道を悲しみで閉ざさないで』のミュージックビデオの制作をきっかけに、『輝きだして走ってく』(2018年)、『花束』(2020年)と、サンボマスターのエモーショナルな世界観を映像で表現するお手伝いをしてきました。コロナ禍において、なかなか大規模撮影が難しい状況下で、上記3つの作品でイラストレーターやタイトルデザインとして関わっていた鈴木友唯が、全編アニメーションという形で『ヒューマニティ!』のディレクションを担当させていただきました。世界の価値観が揺らいでいる今、「生きる」という価値をアニメーションによって表現し、これまでとはまた違う新しいサンボマスターの世界観を提示できたかと思います。どうぞお楽しみください。
鈴木友唯
アートディレクター/映像作家/イラストレーター
イラストやアニメーションを用いたクラフト感溢れるアートディレクションでこども番組やTVCM、コンセプトムービーなど幅広く手がける。
https://www.yuisuzukiworks.org
監督 鈴木友唯のコメント

最初に曲を聴いたときに、まず頭の中に浮かんだのが『人生』のことでした。もちろん『ヒューマニティ』っていう言葉は“人間性”とか、“人間らしさ”、っていう意味だと思いますが、この曲を聞いてみて、もっと大きな広がりみたいなものを感じました。この曲は、すべての命や幸せを肯定する楽曲のように感じています。
聴いている全員を励ましてくれるような、サンボマスターというバンドが根底に持っている優しさみたいなものを、なんとか表現できたらいいなと思いました。
そこで、「人生」と言いつつ、主人公に選んだのは、パンジー。
もともとサンボマスターの歌詞は、人を花に例えることが多く、それは私自身好きなところでした。特定の誰かを描くのではなく、性別や年齢を超えて、誰もが共感できるような、絵本のようなMVを目指したかったので、パンジーの花を主人公に設定しました。パンジーの花って、少し人間の顔みたいに見える、という理由もあります。
パンジーの花で生きることの楽しさ、素晴らしさを、パンジーの花とその表情から、人生における喜怒哀楽を表現できたらと思い、パンジーをモチーフにしたアニメーションを制作しました。このMVが自分自身の人生を愛おしく思うきっかけになれば嬉しいです。