クリエイティビティの競演「ISCプログラミング コンテスト2019」を開催

企業、行政も大注目!
ITとモノづくりの融合による、学生ならではの豊かな発想、アイデアが溢れる作品を発表
学校法人岩崎学園情報科学専門学校(学校長 岩崎文裕 横浜市神奈川区)では、5月17日(金)同学園横浜医療情報専門学校リバブルホールにて、「第10回ISCプログラミング コンテスト」を開催いたしました。
当日は、IT企業、行政などから外部審査員を招聘し、会場は約600名の学生と最終審査に臨む学生の熱気とオリジナリティ溢れる作品への未来や広がり期待をする、程よい緊張感に包まれました。
本コンテストは、同校と姉妹校である同学園横浜医療情報専門学校在校生を対象に、上級生が下級生を前に、これまで学んだ技術や専門知識、スキルなどをベースに、「社会の問題を解決する・便利にする」、「斬新なアイデアが面白い・世の中を驚かせる」、「誰かを楽しませる・夢中にさせる」視点と学生ならではの斬新な発想、アイデアをアプリケーションソフトやものづくりに反映するもので、発表する側、発表聴く側の双方に大きな学び、気づきがある取組みです。
今年度は、応募作品総数60作品のうち、学内の選考(一次審査:4月8日(月))を通過した5作品が、この日の最終審査会でプレゼンテーションを行い、グランプリを競いました。
1.発表作品、概要及び入賞
■最優秀賞
岩崎学園情報科学専門学校 情報セキュリティ学科3年 小矢真輝(こや まさき 21歳)
「キツツキ『ここWiFiすっごいなぁ』カンカン」
:アクセスポイントでやり取りされている通信の量に比例して、「キツツキ」が音を出す。
SNMP(:Simple Network Management Protocol/ネットワーク経由で機器を管理する際に使われる通信プロトコル)で持ってきたトラフィック量からラズベリーパイ(:Raspberry Pi/小型のシングルボードコンピュータ)でソレノイド(円筒状の3次元コイル)を動かして、実際にどれだけ通信が行われているかを表すアイテム。
■優秀賞
「らっくる 車椅子でらくらく乗り換え」
:車椅子の利用者、ヘルパー、ベビーカー利用者を対象として、駅構内(モデル:横浜駅)等、バリアの回避やエレベータの設置位置、多目的トイレの場所等、対象者に合ったルートを案内するスマホアプリケーションソフト。
■株式会社ノジマ特別賞
「せんたくん」
:スマートフォンのカメラ機能と画像認識AIを利活用し、衣服の「洗濯タグ」を写真撮影すると、その洗濯タグの意味を表示し、適切な洗濯方法の情報を提供する生活支援アプリケーションソフト。3か国語(日本語、英語、中国語)にも対応し、天気予報機能も実装。47都道府県の今日・明日・明後日の3時間毎の天気も知ることもできる。
■その他 発表作品・「自宅警備戦隊 ぺんぺんじゃー」
:交通事故死者数を上回った「ヒートショック関連死」を防止する為のアイテム。家庭内の2地点(例:リビングと浴室)で温度測定を行い、そこに一定の誤差が生じると、ヒートショックを予防する為の音声案内が流れる。Bluetooth(:ブルートゥース/デジタル機器用の近距離無線通信規格)、beacon(:ビーコン/bluetooth信号を発信する発信機)、Arduino(:アルドゥイーノ/簡易なハード・ソフトウェアを基盤としたオープンソースのプロトタイプのプラットフォーム)を使用。
・「魔法はロマン」
:現実の世界と仮想の世界をITの活用で融合させる技術であるVR(仮想現実)やAR(拡張現実)そのARを、さらに発展させた技術であるMR(複合現実:Mixed Reality)を活用。専用ゴーグルを用いることにより、現実世界と仮想世界をより密接に融合させ、さらに音声認識技術を用いて、「魔法(=CG化された魔法のイメージ)」の仮想世界を、よりリアルに感じることができる(同空間で複数の人間が共有も可能)ロマン溢れる作品。
同校では、IT技術、スキル、知識を有する高度プロフェッショナル人材として、より高い専門性及びそれを裏付ける資格取得のみならず、柔軟な発想やアイデアを形にすることで、ITの世界の可能性や面白さを発見し、学びにおける質の向上や社会の課題を解決する問題意識、社会貢献の意識を醸成することに積極的に取り組んでいます。また、このような取り組みに企業、自治体関係者からも注目いただき、また、学生の活躍に多くの期待を寄せてくださっています。