タイププロジェクト、TPスカイを加えフィットフォントサービスを拡張

ウエイト、字幅、コントラストの調整に加えて、漢字、仮名、欧文の組替えも可能新たにプロダクションタイプとタイポテークの欧文フォントを追加
フィットフォントは、画面上のスライドバーでウエイトや字幅を調整することで、モニタのサイズやディスプレイの解像度、広告やカタログなど使用状況に応じて最適なフォントをお選びいただけるサービスです。独自開発技術により、ウエイトやコントラスト、字幅を変更した場合でも、字画の比率が適正で常にバランスの取れた状態を保ち、ダイナミックに変化しながらもデザインの一貫性と品質を保持することを実現しています。
タイププロジェクトでは、企業のメッセージを伝えるための手段としてフォントによるブランディングを提案しています。フィットフォント技術を用いて、AXIS FontやTP明朝、TPスカイのウエイトや字幅、コントラストを調節することで最適な組合せを提供します。また、欧文部を他社欧文と組替えるほか、オリジナルのひらがなやカタカナを開発するなど、世界有数のグローバル企業にコーポレートフォントを提供しています。
タイププロジェクトの鈴木功は、「フィットフォントを基盤としたコーポレートフォント提供の機会が増えていることをとても嬉しく思っています。コーポレートフォントは、企業の声に相当するものだと考えています。自社の声にふさわしいフォントを用いることで、企業のアイデンティティを表現できるとともに、長期的かつ広汎に活用することでコストの削減にもつながります。今後も、国内外の欧文書体メーカーと協業することで、フィットフォントの導入が広がることを期待しています」と述べています。
サービスの拡張
今回、フィットフォントに対応するTPスカイは、ウエイト・字幅・コントラストの3つの軸を持つ初めての日本語フォントです。TPスカイフィットフォントでは、26段階のコントラストと34段階のウエイト、 16段階の字幅で、14,144のバリエーションを用意しています。UIメニューからデジタルサイネージまでの幅広い用途や、画面のサイズや使用目的に応じて最適フォントをお選びいただけます。
さらに、今回リニューアルしたフィットフォントサービスのプルダウンメニューでは、異なるフォントの漢字・仮名・欧文を組替えてご確認いただけます。
欧文フォントでは、Commercial Type(コマーシャルタイプ、米国 ニューヨーク)の欧文書体を追加するとともに、新たにProduction Type(プロダクションタイプ、フランス パリ)とTypotheque(タイポテーク、オランダ ハーグ)の書体をリストに加えました