「蜷川実花 うつくしい日々」を原美術館で開催 – 父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した個展

May 10th , 2017
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

「蜷川実花 うつくしい日々」を原美術館で開催

ー朝起きたら信じれないく空が青くて、あまりにも綺麗だった。
どうせ逝くならこんな日がいいよね、って思った。 ー

おそらくは、本当に大切な人や自身の死と向き合う時の感受性でしか見えない景色があります。体のどこかに常に不安と悲しみを宿しながらも、ふと見上げた空の青さに、芽吹く若葉に、風の薫りに、キラキラとした生を見る――『うつくしい日々』はそのような感受性で撮られた作品です。

昨年 父である演出家・蜷川幸雄を亡くした写真家・蜷川実花。『うつくしい日々』が撮影されたのは昨年春。本展は、その同じ季節に開催される10日間のかけがえのない展示となります。
会期は、2017年5月10日から19日(金)まで。

【開催にあたり】

原美術館では、2015年に蜷川実花の個展「Self-image」展を開催しました。あれから1年の間に写された蜷川幸雄と蜷川実花の“うつくしい日々”は、作家本人が「どうしてこんな写真が撮れたのかわからない」というほどこれまでの作品とは一線を画しています。人の生死、喜びと悲しみが共存する個人宅であった当館こそ、その公開に相応しいという思いから、スケジュール上、たった10日間の展示となりますが、開催に踏み切りました。『うつくしい日々』が撮影されたのは昨年の春。同じ季節に開催されるかけがえのない展示となることでしょう。

蜷川実花

東京生まれ。ひとつぼ展グランプリ、キヤノン写真新世紀優秀賞、コニカ写真奨励賞、木村伊兵衛写真賞、大原美術館賞(VOCA展)など数々受賞。活動開始と同時に毎年写真集を発表し、現在までに100冊以上を出版。

2007年に公開された『さくらん』では長編映画初監督も務める。
同作は国内だけでなく、第57回ベルリン国際映画祭及び第31回香港国際映画祭の正式出品特別招待作品となるなど、国内外で高い評価を得た。

2008年11月に東京オペラシティアート ギャラリーから始まり全国の美術館を巡回する大規模な回顧展「蜷川実花展―地上の花、天上の色―」を開催、のべ18万人を動員する。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題に。

2012年には『ヘルタースケルター』にて映画監督として第2作目を発表、新藤兼人賞銀賞を受賞。

2016年、台湾の現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会委員会理事に就任。
http://www.ninamika.com

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展覧会名
蜷川実花 うつくしい日々/Mika Ninagawa:The days were beautiful
アーティスト
蜷川実花
会期
2017年5月10日[水] ― 5月19日[金]
休館日
会期中無休
開館時間
11:00 am - 5:00 pm(水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
会場
原美術館
チケット情報
一般1,100円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、
学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
お問合わせ
TEL:03-3445-0651
URL
http://www.haramuseum.or.jp
原美術館

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