「チームラボ 大村の神社に浮遊する球体、呼応する城跡と森」を長崎県大村市の大村公園で6月3日より開催

玖島崎樹叢(くしまざきじゅそう)の木々と城跡の石垣が光り輝き、人が近くを通ると、光の色が変化して音色を響かせる「呼応する森と城跡 – 玖島崎樹叢」、神社の境内に浮遊する光「浮遊する、呼応する球体 – 大村神社」など、大村公園が人々の存在によって変化する、インタラクティブなデジタルアート空間になります。期間は、2017年6月3日(土)~7月2日(日)。
https://www.teamlab.art/jp/e/omura/
「花菖蒲まつり」も開催
同時期の6月4日(日)11:00から15:00まで「花菖蒲まつり」も開催。九州最大級の規模を誇る花菖蒲園で、171種類約10万株およそ30万本の花菖蒲が6月中旬まで鮮やかに公園を彩ります。
詳細: http://www.city.omura.nagasaki.jp/kankousuishin/event/h28/20160605.html
Digitized Nature Art, Digitized City Art
自然が自然のままアートになる、街が街のままアートになるデジタルアートは、デジタルテクノロジーと、光や音などを使うため、自然を破壊せず、自然が生きたまま、また、街も物理的には変化させず、現状の街のままアートにすることができます。
自然の中にアートがあるのではなく、自然そのものが自然のままアートになる。
街の中にアートがあるのではなく、街の一部がそのままアートになる。そして、その考えを拡大していくと、街そのものを、デジタル化によって大きなアート空間にすることができるのです。
そして、チームラボの「デジタルアートがその場の鑑賞者の関係性に影響を与える」という考えによって、街をデジタルアートにすることで、街にいる人々の関係性をとてもポジティブなものへと変えていくことができるのではないかと考えています。
詳細: https://www.teamlab.art/jp/concept/digitizedcityartproject/
- 展覧会名
- 大村の神社に浮遊する球体、呼応する城跡と森
- アーティスト
- チームラボ
- 会期
- 2017年6月3日(土)~7月2日(日)
- 開館時間
- 19:00~22:00(最終入場21:30)
※荒天の場合は中止
※小学生の入場は保護者同伴とし、中高生のみの入場は20:30まで
- 会場
- 長崎県大村市大村公園内(玖島崎樹叢・大村神社境内)
- チケット情報
- [市内在住者]
大人:500円、高校生以下(市外在住者で市内の高校に通学している生徒を含む):無料
[市外在住者] 大人:800円 高校・中学生:300円 小学生以下:無料
※障害者手帳提示者及び介助者1名までは無料
※市外在住者のうち、市内宿泊施設・飲食店の登録店(ポスター掲示店)で割引チラシを入手し提示した方は入場料減額(300円割引)

浮遊する、呼応する球体 - 大村神社 / Floating, Resonating Spheres - Omura Shrine
teamLab, 2017, Interactive Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
玖島城跡(くしましろあと)に鎮座する大村神社に浮遊する光の球体は、自律し、強く輝いたり消えたりし、まるでゆっくりと呼吸しているかのようにふるまう。
光の球体は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けると、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そして、その近隣の球体は呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせる。そして次々にそのまわりの球体も連続的に呼応していく。

呼応する森と城跡 - 玖島崎樹叢 / Resonating Forest and Castle Ruins - Kushimazaki Tree Flora
teamLab, 2017, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi
玖島崎樹叢(くしまざきじゅそう)は、玖島城が廃城となった後、人の手が入らず、林が自然の状態へと戻り、大木を含む樹叢となった自然林の森。
その森の木々と城跡の石垣が、光り輝く。木々と石垣の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように強く輝いたり消えたりしている。
木々と石垣の光は、鑑賞者が近くを通ると、光の色を変化させ色特有の音色を響かせる。そして、その光は、放射状に近隣の木々や石垣に伝播していく。伝播した光は、同じように音色を響かせながら、次々に隣の木々や石垣に伝播させ、連続して広がっていく。
森や城跡の奥から光が押し寄せてくれば向こうに、人やがいることを意味する。人々は同じ空間にいる他者の存在を普段より意識するだろう。