ガールズフォトの撮り方

『スク-ルガ-ル・コンプレックス』で一躍人気カメラマンとなった青山裕企による撮影指南書
『スク-ルガ-ル・コンプレックス』で一躍人気カメラマンの地位を獲得した,青山裕企氏の表現の世界を作品のメイキングや思いを青山氏が撮るふんだんな魅惑の写真とともに解説する。 青山氏はもともと雑誌系の実直なカメラマンで、同書の表現から盗撮オタク系に見られるが、『スク-ルガ-ル・コンプレックス』は女子高生モデルが顔を出さないことで、女子高生の日常を記号化したというコンセプトがあり、いたって真摯な取り組みでありインテリジェンスあふれる人格を持つ。
そんな氏のライフワークである、“ガールズフォト”の撮り方を、企画立案、ロケハン、モデル選び、カメラ選び、レンズ選び、照明、画像補正、出力などフローを追いかけながら解説していく。実際の仕事のメイキングや展覧会の開催フローなども盛り込み、カメラマンの仕事のダイナミズムも体感できる。
著者略歴
青山裕企
写真家、1978年4月15日愛知県名古屋市生まれ、東京都在住。2005年、筑波大学人間学類心理学専攻卒業。2007年、キヤノン写真新世紀優秀賞受賞(南條史生選)。2009年より、東京ビューティーアート専門学校講師。20歳の時に自転車による日本縦断の道中で写真を撮り始め、24歳の時に世界2周の道中で写真家になる決意をして帰国。以降フリーランス・フォトグラファーとして活動しながら、05年「空跳博」(PUNCTUM)、08年「ソラリーマン・オリンピック」(Tokyo Wonder Site)、11年「思春期 -youthful-」(アセンス美術/大阪)など個展を定期的に開催。著書「スクールガール・コンプレックス」(イースト・プレス)、「ソラリーマン」「思春期」(以上、ピエ・ブックス)、「絶対領域」(一迅社)、「吉高由里子 UWAKI」(マガジンハウス)。仕事は、マガジンハウス・集英社・au・TOKYO FM・Sony Digital・ぴあ・毎日新聞社など。