BOOK&MAGAZINE

HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由

なぜ私たち1人1人が「デザイン」を考えることが必要なのか?

デザインは、賢く使えば、喜びや選択肢、力、美しさ、快適さ、品性、感受性、思いやり、信念、野心、安心、繁栄、多様性、仲間意識をはじめ、さまざまなものを与えてくれます。しかし悪用すれば、無駄や混乱、屈辱、恐怖、怒り、それに危険さえも招きます。人は一人としてデザインの影響を受けずにいることはできません。なぜならデザインは、この世界に遍在する要素であり、自覚はなくても、私たちがどのように感じ、行動し、人からどう見えるかを左右するものだからです。

デザインとは何か。良いデザインと悪いデザインの違いとは何か。それぞれが生活に与える影響とは何か。科学の発達が進む中これからのデザインはどのように進化するのか。本書では、デザインの起源にさかのぼって、著者独自の膨大な事例に基づいたデザイン史を総括しながら、考察を深めていきます。現代の私たちの生活にデザインがいかに入り込んでいるか。どのように企業の戦略として使われているのか。アートとの違いは何か。誰のためにあるものなのか。いまデザインにおいて何を考えるべきかを、さまざまな具体例を挙げながら解明する一冊です。

アリス・ローソーンはデザイナーから最も尊敬されるデザイン評論家で、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙にデザインについてのコラムを書いていた。インタビューのとき私は不思議な感覚をおぼえた。彼女は質問に対する私の答えを既に知っている気がしたのだ。同時にこの膨大なデザインの知の集大成を読みながら既知感覚ともいえる共感の喜びを感じている自分がいることにも気付いた。この本は「デザインの事実」だし、論理ではなく「デザインの定義」の多義性を何一つ漏らさず詰め込んでいる。デザインという危うい美的な印象を持ちかねい言葉に疑いをも持つ、誰もの矛盾する本音にはっきりと触ってもいる。「デザインとは何か」。デザインはこの一冊で理解し尽くせると確信している。
──深澤直人(デザイナー)

著者について

アリス・ローソーン

『ニューヨークタイムズ』国際版、『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』紙のデザイン評論家。週1回の「デザイン」コラムは、世界各国の新聞社に配給されている。アーツ・カウンシル・イングランド(芸術振興機関)、ロンドンにある現代美術館のホワイトチャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク・カンパニーの理事、チセンヘール・ギャラリーの理事会議長を務める。イヴ・サンローランの人生を辿った著書が高く評価される。

訳 者

石原薫

国内メーカー、英系ブランディング会社、米系デザイン会社勤務を経て、ビジネス書等の翻訳や企業向けの翻訳に携わる。おもな訳書に、『よい製品とは何か』、『ウーマン・エコノミー』、『CEOを育てる』(以上、ダイヤモンド社)、『未来をつくる資本主義』(英治出版)、『Sustainable Design』(ビー・エヌ・エヌ新社)などがある。

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